相続における遺産分割調停・審判の流れ

普段は他人事のように思えても、ある日突然目の前に突き付けられるのが相続と言うものです。
前々から相続人が話し合い、十分な時間をかけて協議していれば問題も起こらないかもしれませんが、そうはいかないものですよね。
相続の際、相続人は遺産分割協議を行うことが多いですが、突然のことなので意見がまとまらないことも多々あります。
そんなときに必要となるのが、遺産分割調停、遺産分割審判なのです。

遺産分割調停や遺産分割審判の流れとしては、まず法定相続人同士で遺産分割協議を行うことからスタートすると言えるでしょう。
この遺産分割協議で意見がまとまれば、遺産分割調停を行う必要はありません。
遺産分割協議書を作成して然るべき手続きをすれば良いだけです。

しかし意見が対立したり、もめてしまったり、遺産分割協議に応じない相続人がいたりした場合、遺産分割調停となります。
家庭三番所に遺産分割調停の申し立てをするのです。
遺産分割調停申立書を作成し、それを家庭裁判所に提出するのですが、この際に管轄となる家裁は「相手となる他の法定相続人の住所地を管轄する家裁」となりますので注意が必要です。
この際に戸籍謄本などの書類や手数料などの費用数千円が発生します。
申し立てが終わると期日が決定され連絡が行くようになるのですが、しばらく日数が必要となることが一般的です。

期日が決定し連絡の後、法定相続人全員に呼出状が届きます。
申し立てをした本人と呼び出された側の相続人はそれぞれ別の部屋で待機し、順番で呼び出され、調停委員がそれぞれから意見を吸い上げます。
調停委員を介しながら、協議が進められることになるのです。
話し合いがまとまれば調停調書が作成され、調停成立です。

話し合いがまとまらない限り何度でも調停を繰り返すことも可能ですが、いつまでも平行線をたどりそうな場合などは、遺産分割審判になります。
最初から審判と言うことも可能ですが、一般的には調停を経てから審判となります。
審判となった場合は裁判と同じようなものなので、お互いの主張で戦い、裁判官が最終的な判決を下すこととなります。